久々にブログを書きたくなりました。全て終わったらまた綴ろうとは思いますが、取りあえず今日のゲームをば。相手の方を直前に調べると、大学将棋部の後輩だということがわかりました。
Tokuni, S (JPN, 1800) - Nishino, T (JPN, 1905)
Japan Chess Championship 2020 (6)
1. g3 g6 2. Bg2 Bg7 3. c4 c5 4. Nc3 Nc6 5. e3 e6 6. Nge2 Nge7
最近は1.g3を主に指しています。e3-Nge2のセットアップは見慣れない形ですが、KIDを相手にしたときに通常のフィアンケット形に比べてfファイルを受けやすいと思っています。
下手をするとe3のマスが弱点になることや、黒マスビショップの働きが弱いことがデメリットです。
ただ、本譜のようにシンメトリカルな形を指したことはなく、すでに手探り状態です。
7. d4 cxd4 8. exd4 d5 9. cxd5 Nxd5 10. Nxd5 exd5 11. O-O O-O 12. Be3 Bg4 13. Re1 Re8 14. h3
白番の利点はすでに失われており、あまり自信はない局面です。ただ、ホテルに戻って調べてみると、Vachier Lagrave, M - Grischuk, A. (2017) で同一局面がヒットしました。黒は14...Bf5 と指してマイナーピースの働きの差を主張していますが、本譜も自然な流れだと思います。
17.Bxd5 のときにいろんな変化を考え、30分ほどつぎ込みました。本譜の17...Nxe3に代えて、17...Qe7など、クイーンをかわす手が正解ですが、すでに白がリードしている局面だと思います。
最後のお願いに対してルークでチェックをかけ、黒がここで投了しました。(22.Qxe3? Bd4)
個人的には4回目のOTBの大会です。どの参加者もレベルが高く、とても刺激を受けているところです。